「もしも〜し、朝倉さ〜ん?」
今日の夕飯の当番は朝倉だったのだが、まあこんな日ぐらいは、と美空は夕映と協力して夕飯を作ることにした。
話は夕映から聞いていた。二人の帰りが遅いので、美空が心配になって朝倉の携帯に連絡を入れたのだが、朝倉は電話に
出なかった。これはいよいよ、と思い夕映の携帯にかけても繋がらなかった。どうすることもできずに部屋の中でうろうろして
いると、しばらくして着信を見た夕映が連絡を入れてくれたのである。
朝倉は、さよの名前を呼びながら学校でずっと涙を流していたらしい。連れて帰って来るのにも手間取ったそうだ。帰って来
てからもずっとベッドで塞ぎ込んでいて、美空の呼び掛けにも答えない。
側に寄って 「ごはん、冷めちゃうよ」 と言っても、 「いらない」 と呟くような声で返ってくるだけだったので、仕方なく冷蔵庫に
保管しておくことにした。
さよと喧嘩した日もこんな感じだったが、あの日よりももっと深く落ち込んでいるように見えた。
自分にしか見えない友達が消えたと知って、どんな気持ちになるだろう、と美空は想像してみたが、無理だった。
朝倉を後目に、夕映と楽しそうに話すのもなんだか申し訳ないような気がして、仕方がないので、もうすぐやってくるテストに
備えて珍しく勉強でもしよう、と夕映と一緒に教科書を開いた。


朝倉は目に見えて元気を失っていった。無理に慰めようという気は無かった。私は、朝倉の苦悩を理解できるわけじゃない。
いや、一応、何度か元気付けようとはしたのだが、そういう方法で戻るような雰囲気ではなかった。何を言っても上の空で、
朝倉の得意な会話力が乏しい。人間が暗くなっていく過程を見事に辿っている感じだった。夕映は今だ諦めずに話し掛けて
いるが、効果が出ているようには見えない。
朝倉がそんな明るさを失っても、追い打ちのように木乃香達からの執拗な嫌がらせは続いていた。相変わらず夕映を苦しめ
ながら。朝倉はもはや抵抗する気力も失ってしまったらしく、夕映がやられても声一つ上げなくなっていた。
これじゃあどうしようもないよな、と私は思った。
抵抗する度に、自分以外の誰かが傷付けられる。じゃあ、一体どうしろというのだ。抵抗をやめるしかないじゃないか。
朝倉は優しい。でも、3Aのやり口には勝てなかった。どうやら、世界を救うのは愛でも優しさでもないらしい。
「こういうときって、 何もしてくれないよね」朝倉はそう言った。
何かしてくれるのが神様ってわけではないのだけれど、この時ばかりはさすがに、「ほんと、何もしてくれねぇよな」 と愚痴を
零した。

だから、罰が当たったのかもしれない。

「美空ちゃん、ちょっとええ?」
びくり、と体が反応した。最早その声は、聞き慣れる、というよりは、危険信号として耳に染み込んでいた。
「なぁなぁ、最近、和美ちゃん暗くなってへん?」
カフェに移動するなり、木乃香は楽しそうにそう聞いてきた。のどかがいなかったため、人の気も知らないで、と心の中で毒づ
いてみた。
「そ、そうだね。私もそう思う」
「でもな」 例の、悪戯っぽい顔を近付けてくる。また何か思いついたのか、この人は。
「部屋の中に夕映がおるやん。そんでな、三人もおったら、もしかして楽しく話せてるんやないかなぁ思てな。実際、どうなって
 るん?」
知らないよ、と突き放してやりたかったが、心の中の恐怖心が、そうはさせてくれなかった。
「本屋が覗いて知ってると思うけど、本当に何も話せてないよ。ずっと塞ぎ込みっぱなしで、こっちが何話し掛けても全然上の
 空だし、夕映が話し掛けたって同じだよ。学校と一緒」
「でもな、のどかが言うには、何か違うらしいんよ」
「え、違うって?」
朝倉には、自分にも知らない隠し事があるのか、と少し驚く。他人なんだし、よく考えたら知らない部分があるのは当然なのだ
けれど、何か私は、朝倉の事を理解した気になっていたのかもしれない。
「なんや、頭の中が滅茶苦茶になっててな。読みとりづらい、とか言うてるんよ。美空ちゃん、何か知らへん?」
「ごめん、分からない……」 素直にそう答えた。のどかのアーティファクトの不調など、知るわけがない。 「それは、さよちゃん
 がいなくなっちゃったから、とかじゃないの?」
「それがな、その時とはまた違うらしいんよ」
木乃香の説明によると、のどかの絵柄を通して写し出される朝倉のイメージが、一つの形に表せなくなっているらしい。色や形
がとても不定形で、文字すら読みとれない程だそうだ。一体どうすれば、そんな表層心理が出来上がるのか、ネギに聞いても
解らなかったらしい。
「何か、知らへん?」 木乃香はもう一度、そう聞いてきた。「何でもええんよ。変わった事とか」
「ごめん、分からない」 もう一度、そう答えるしかない。むしろ、朝倉がそんな状態にあったことに驚いているくらいだ。精神が滅
茶苦茶になるくらい心に負担を負っているのか、それとも、私の知らない間に何かをやっているのだろうか。
「本当らしいですね」
突如、美空の座っている椅子の後ろからのどかの声がした。
「うわ、びっくりした!」
「ふふ……おかしいなぁ、そんなに驚かなくてもええやん」
「そうですよ、春日さん。嘘を吐かなければいいだけの話なんですから」
そりゃそうか、と改めて思い直す。隠し事を聞き出そうとする時に、のどかは不可欠だ。
「朝倉さんには前に一度、防がれちゃってますからね。そう簡単に防げるものではないんですが、念のために」
隠れて読んでいた、というわけだ。
「じゃ、じゃあ、もういいよね。私、ちょっと用事あるから」
「それは嘘ですよね」 のどかが、木乃香に似た悪戯っぽい笑顔を向けてきた。夕映の言っていた、人格は感染する、という話
は本当なのかもしれない。
「美空ちゃん」
木乃香が真っ直ぐに見つめてきた。またあの眼だ。吸い込まれそうな程、黒く深い瞳。見つめられると、息苦しくて窒息しそうに
なる。
「な……何?」
「もしな。何か、気付いた事あったら、うちらに教えてな。約束やよ?」
「は……はい」
「仲がええからって、うちら敵にまわしたら、いややよ」
する筈もない。出来る筈もない。と思った。朝倉に無理だったんだ。私にそんな事、出来る筈がない。

『 ex. friend 』

「つまり、“賢い”というのは、ただ単に勉強ができればよい、という訳ではないのです。東大卒の新入社員が、会社に入って役
 に立たない場合がある事からも、この事実は証明されているです。知能とは、様々な形があり、様々な方向があるです。あら
 ゆる方向から刺激を与えてやる事で、初めて『考え』が生まれるのです。考えとは、すなわち『記憶』なのです。人は、ひらめき
 は無から有を生み出すものと思ってしまいがちですが、これは違います。人は、記憶の中から照らし合わせて推測しているだ
 けなのです。つまり、数学の解き方しか勉強していない人からは、数学的な答えしか出てこないのです。まぁ本当は、人は皆
 生きていく内になんらかの経験をしているので、数字のみの答えなど有り得ないのですが、極端な話だとそうなります。これは、
 1960年から研究が始まった認知心理学の……」
夕映は朝倉の反応を見て、朝倉に気付かれないぐらいの溜息を小さく吐いた。
「あ〜……つまらない、ですよね。こんな話」
朝倉は何も答えない。
夕映の真剣さとは裏腹に、朝倉はうんざりとした気持ちで満たされていた。ウザイな……。そう心の中で思っても、口に出す事
はできなかった。
簡単に言うと、疲れたのである。
人を守るだなんて、そう簡単な事ではない。さよが本当にいなくなってしまった事で頭がいっぱいになっているのに、この上夕
映を守らなければ、という使命感など、もう心の中には残っていない。
もし、これから標的が誰かに移ったらどうする。一人一人を助けなければならないのか。助けられなかったらどうする。さよと
同じ運命を辿ってしまったら。そこまで考えると、今まであった心の中の自信と余裕は、情けないほどに萎んでしまう。
私が木乃香達と一緒にいた時も、何度か亜子が小さな声で彼女達の行為を止めようとしたが、あんなものは助けとは言わない。
次は亜子かもな。助けてあげられないけど、しょうがない。
「もういいよ」
夕映がはっと顔を上げる。
「もういいからさ。結局あいつらは、私達が仲良くしてるのが気に入らないんでしょ。だったらしばらく離れてようよ。そうすれば、
 ちょっとは大人しくなるかもよ」
「何言ってるですか。それでは、のどか達の思うつぼです。言ったでしょう。私はもう、被害を被る事を恐れたりはしないし、朝倉
 さんと一緒に最後まで戦うつもりです」
「そろそろ、察してくんないかな」
「察するって……」
「もうさ、疲れたよ、私。さよちゃんだって守れなかったし、これから先、あいつらにいじめられる友達の事を思いやる余裕なん
 て、もう残ってないの。一人になった方が、楽でしょ。自分が耐えてればいいだけなんだし」
夕映はその言葉にショックを隠せなかった。
そんな風に思われていたのか。慰めようとしていたのは、私の一人相撲だったのか。
「もう、話し掛けなくていいよ。体の痣、増やされるだけだし」
そう言い放つと、朝倉は夕映を置いて早足で校舎へと向かって行った。

消えてしまいたい。最低だ。自分の言った事を、最後までできないなんて。
腕力がなくとも、脚力がなくとも、なんとかなると思っていた。頭脳さえあれば。
私は何を求めていた。
さよと一緒に、麻帆良新聞に載せる記事の内容を話していた時の事を思い出す。
血涌き肉踊る事件が欲しい。私はそう言った。これが私の求めていた事件なのか。ろくに解決もできないじゃないか。
私は退屈していた。退屈していながらも、それなりに楽しんでいたのだ。あの平和な日常を。平和だったから求めたのだ。突
発的な事件を。
覚悟はあったのか? 自分に問いかけてみる。知らなかっただけじゃないのか、と。本当につらく、苦しい現場を知らなかった
から、過剰な自信に満ちあふれていただけなんじゃないのか。
夕映を助けた時、脳から最後の警告が発せられた。日常を取り戻せ、と。
いや、本当にそういう警告なのだろうか?
あれは一体何だったのだ。分からない。
何も分からない。思考が閉じようとしている。

クラスで痛めつけられていた夕映の呻き声が耳から離れない。もう嫌だ。夕映の事なんて忘れてしまえば楽になれるのに。
朝倉は耳にこびりついたその声を忘れるために、CDショップへと向かった。
脳が廃れていく感覚が怖かった。すっきりして、知識の乾きを癒したい。
別に、カメラを見に行くために電気屋、という選択肢もあったのだが、同じものばかり見ていても、興味が沸かない時はある。
新しい刺激を入れた方が脳が活発に動く事は、以前から知っていた。理数系の私には、アートとか、音楽とか、そっちの方が
珍しい。それに、もう一人の私が買っていた例の暗いCDも、あれはあれで、聞き慣れると意外とはまるのだ。
そういうわけで、音楽に興味の沸いた私は、CDショップへと向かう。
頭がおかしくなるような、滅茶苦茶な音楽を視聴した。リズムやメロディが何もかも滅茶苦茶で、こんなの聴く人がいるんだろ
うか、と思ってしまう。
しかし、意外にも、飽きるには時間が掛かった。混沌としたメロディの合間に、時折はっとするような綺麗なメロディラインが
浮かんでくるのである。今までの滅茶苦茶ぶりは一体何だったんだ、と言いたくなるような、耳に残るような旋律だった。
もしかしたらこの曲は、このほんの数秒間のメロディを聴かせるために有るのかも、と考えてみた。
この人達は、一体何が言いたいんだろう。
人生で、クライマックスはほんの一瞬である。それまではみんな、滅茶苦茶なのだ。勝手にそんな都合の良い言葉を思い浮
かべる。案外当たっているかもしれない。
良い感じに頭が熱くなってきた。テストで難問を解く時も、こんな感覚だった。気持ちいい。
次に、どん底に落とされるような暗い曲を聴いた。とてもしっくりきた。なんというか、体によく馴染む感覚がある。今ならきっ
と、衝動買いもできそうだった。
そうか、あのCDを買った私も、こんな気持ちだったのかもしれない。

……こんな気持ち?

頭の中に、何か奇妙な引っかかりを覚えた。
もう一人の私は、どうしてあんな暗いCDを持っていたのだ。楽しんでいたんじゃないのか。クラスメートをいじめる事を。
楽しいのに、あんな暗いCDを聴くだろうか。
頭が更に熱を持ち始める。集中力が高まってくるサインだった。
私があのCDを聴いた時、美空は言った。「初めて聴いた」と。
『前の朝倉はずっとヘッドフォンで聴いてたんだ。なんか自分の世界に入り込んで、ひたすらに何か考えてるみたいだった。
 その時には、私が近付くだけで怒ったりしたけどね』
私は一体、何を考えていたんだろう。
しばらく色々な店を見て回り、時間を潰した。写真家のアート集や、お気に入りの服屋を歩き回っているうちに、私の頭の中
で、ある考えが纏まりつつあった。
いじめを止める方法。
かなり非現実的だが、あのクラスならそれが出来る。私や夕映は勿論、他のみんなも救える方法がある。


「よっ」
「なんだ、何か用か」
朝倉は千雨とザジの部屋の玄関口を開けると、お邪魔するよ、と特に了解を得るでもなく部屋に上がりこんだ。
部活動なのか、部屋にザジはおらず、コスプレ衣装を隠した跡が、具体的にはクローゼットから衣類がはみ出している様子
が、生々しく残っていた。
「そんなにじろじろ見んなよ」
「ああ、ごめんごめん。案外綺麗にしてるんだな、と思って」
皮肉を込めたつもりはなかったのだが、千雨は別に嬉しくもなさそうに、軽く鼻を鳴らした。
「で、電話でも言ったと思うけど、どう? できそう?」
「まぁ、やるのは簡単だけどな……」
「事後処理は任せてよ。責任も何もかも、全部あたしに押しつけていいからさ」
「と、当然だ。私は何も関係ないんだからな。ていうか、一応言っておくけど、犯罪だからな」
「オーケーオーケー。問題なし」
何が問題なしだ、と千雨は呟きながら、朝倉に紅茶を差し出した。木乃香と繋がっているにしては、妙に気が利いてるな、と
思いながらも、朝倉は最初からその考えに否定的だった。
「聞きたいことはそれだけじゃないんだろ? 長くなるのか?」
「うん、まぁ、内容によっては」
部屋の中心に置いてある硝子のテーブルは、来客用なのか、埃も食べ物のカスも被っておらず、綺麗に天井の蛍光灯を
反射していた。二人で同時に紅茶を一口啜ると、かちゃり、と陶器のぶつかる音が鳴り、聞こえるのはその音だけだった。
あまりに静かで、会話を遮るものは何もない。そのことが逆に心配にもなったが、多分大丈夫だろう、と朝倉は話しを切
り出した。
「ぶっちゃけ、その、クラスのいじめについてなんだけど」
千雨は何も言わなかったが、空気が変わったのを朝倉は感じ取った。「ああ、そのことか」 といった、既に何度も聞かれて
いるような反応が、冷めた顔つきから滲み出ている。
「勘違いしないで欲しいのは、あたしは決してちうちゃんをどうこう疑ってるわけじゃないし、ただヒントを集めてるだけなの」
「ヒント?」
「そう。何か、このクラスが変わっちゃったきっかけ、みたいなもの、あればなんだけど、そういうのを探してるの」
千雨は大きな溜息を吐き、呆れたように頬杖を突きながら朝倉を見据えた。
「前にも言ったと思うけどさ。全然知らないんだって。私だって不思議に思ってるよ。何で私だけが無事なのか」
「じゃあ、質問を変えるよ……ザジちゃんと仲良くなったのはいつ頃?」
「おい……」
朝倉の質問の意味を汲み取った千雨は、今度は明らかに怒りの形相を露わにして、朝倉を睨み付ける。
「今度はザジかよ。ザジを疑ってんのか? いい加減にしろよ! 何の根拠があってそんな事聞くんだよ。ああ!?」
「違う事が証明できればそれでいいの。でもさ、もし、もしそれが原因なら、それであのクラスがあんなに傷付いてるなら、
 ちうちゃん、黙って見過ごせるの?」
「ふざけんな! だったらあたしだってまだ何も証明できてねぇだろうが! あたしとザジ、どこに違いがあんだよ!? 疑
 うんなら、私があいつらと手ぇ組んでないってこと証明してみせろよ!」
駄目だ。朝倉は諦めかける。納得させる事が難しい事は分かっている。千雨の言い分にも正しい部分があるため、尚更
無茶な事は言えない。
「ごめん」 一度場をリセットした。まずは相手を落ち着かせる事の方が重要だ。
千雨は元々冷静にものを考えられる性格だったため、激昂していた自分に気付いたのか、紅茶に手をつけて落ち着きを
取り戻した。
「じゃあさ、身の回りで、何か変わった事、何でもいいから、何かあったら教えてくれない?」
「それよりさ、なんでそこまで私に拘るんだよ。別に私は、『まだ』 いじめられた事が無いってだけで、これからやられるか
 もしれないんだし、私に聞いたって何も出てこないぞ」
「普通に考えれば、そうなんだよ」
「は?」
朝倉の言った言葉の意味が理解できずに、千雨はもう一度聞き返した。 「普通って何だよ」
「まき絵のレオタードが燃やされた事件、あったよね」
呻くような声が千雨の喉元から漏れた。朝倉は何か、核心に迫っているような的確さで、千雨の感じている妙な部分を探
り当てていた。
たった一度だけ、千雨が加害者に回った、あの事件。ザジが燃やした事になっていたが、朝倉は真実を知っていた。
「あれやったの、ちうちゃんだよね」
「……」
「でも、木乃香はその事を、何故か知らない」
「帰れ」
「なんで確かめなかったんだと思う? 本屋を使って」
「私は知らない。知らないんだ」
「知らないわけじゃないでしょ? 当事者なんだし」
「知らないんだよ! とにかく、その日は知らないんだ……」
朝倉の立てた仮設の一部が、今の千雨の言葉によって実体を持ち初めてきた。
「知らないっていうのは、具体的に言うと、その記憶がまるまる無いってこと?」
「そうだよ」
投げやりな言い方ではあったが、千雨自信、真実を知りたがっているため、嘘を吐こうという気はなかった。
これでまず一つ、ほぼ証明されたと言っていい。千雨は、自分と同じ状況にある。そして、何らかの形で、この魔法に関わっ
ているのだ。


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